■真っ赤に色づくアップルマンゴー
マンゴー(Mangifera Indica)は、ウルシ科の熱帯果樹で、原産は東南アジア。
インドのアッサム地方からチゴッタン高原辺りか、もしくはマライ半島辺りと考えられています。
マンゴーの栽培の歴史は古く、紀元前200年前には行われていたと言われ、
その品種は世界中で実に3,000種にも及びます。そのうち、70種ほどが食用に適しています。
日本の店頭でよく見かけるのは、春から初夏を中心に通年出回る
フィリピン産のカラバオ種(通称フィリピンマンゴー,ペリカンマンゴー)や、
3〜9月に出回るメキシコ産のケント種やヘイデン種(通称メキシカンマンゴー)です。
オーストラリア産のケンジントンプライド種やケイト種なども輸入されています。
このケント種やヘイデン種、ケイト種のように、
熟すとリンゴのように赤くなる実をつける品種は総称で「アップルマンゴー」と呼ばれています。
アップルマンゴーと呼ばれる品種のうち、フロリダで育成されたアーウィン種は、
日本の沖縄、宮崎、鹿児島でも栽培されており、6〜8月に出回ります。
日本では、ほかにもキーツ種,キンコウ種,センセーション種,紅龍種,ケント種などの品種が栽培されています。
特に沖縄の宮古島はマンゴーの栽培が盛んで、宮古島産のアーウィン種マンゴーは、
宮古島産のキーツ種マンゴーと並んで人気が高いです。
フィリピン産マンゴーは比較的安価(1個100〜300円程度)です。
これに対して、アップルマンゴーは、品種により大きな差があり、
価格はまちまち(1個500〜3,000円程度)です。
国産の完熟アップルマンゴーにもなると、1個5,000円もする高級品もあります。
高いっ!でも、この国産完熟アップルマンゴーは、完熟前に収穫する輸入品よりも甘味が濃厚なので、
価格のみならず人気も高いのです。
ちょっと庶民の味とは遠いので、お中元などの贈り物でいただいちゃうと嬉しいですね。
■美味しいアップルマンゴーの選び方と保存方法
アップルマンゴーと一口に言っても、品種によって色や大きさが異なります。
たとえば、メキシコマンゴーでも、ヘイデン種は小ぶりで明るい赤色、
ケント種は大ぶりで濃い赤色に、ケイト種は大ぶりでピンクがかった赤色です。
これに対して、アーウィン種は小ぶりでやや紫がかった鮮やかな赤色です。
アップルマンゴーのうち、アーウィン種について言えば、300〜400gくらいで
手のひらに収まる大きさで、果実全体の70%以上が赤くなっているものを選ぶとよいです。
果皮にキズがあると果肉まで痛んでいることがあるので、なるべくキズのないものを選びましょう。
国産の完熟アップルマンゴーは、樹上で80〜90%程度熟したものを収穫して出荷したものです。
果皮の表面はブルームと呼ばれる白い粉のようなもので覆われている状態で、艶もなく香りもあまりしません。
気温や湿度、保存環境、個体差、などによって完熟になるまでの期間は変わってきますが、
およそ収穫日から4〜5日ほどで食べ頃になります(目安)。
マンゴーの追熟は常温で行います。果皮の表面が艶を帯び、ネチャネチャした感じになり、
少し離れていても甘い香りが漂い、軽く押してみて柔らかくなっていたら、完熟です。
完熟したら、水分が飛ばないように、マンゴー一つ一つを
新聞紙またはサランラップなどに包んで、冷蔵庫で保存します。すると完熟が止まります。
■=アップルマンゴーこぼれ話=
「果物の王様」と言えばドリアン。これは有名ですね。ドリアン以外のフルーツの名前はほとんど挙がりません。
では「果物の女王」は? <}ンゴスチン、マンゴー、それからランブータンなどの名前も挙がることがあります。
ドリアンにしたって「果物の王様」と呼ばれているに過ぎないので、
「果物の女王」がマンゴスチンであれ、マンゴーであれ、ランブータンであれ、
あるいは全部がそうであれ、どっちでもいいような気がします。
ちなみに、マンゴーとマンゴスチンは、チェリモヤと同じく「世界三大美果」と呼ばれています。
が、「世界三大美女」と同じく、世界中で通用する認識かどうかは判りません。
少なくともマンゴーが美味しい熱帯果樹の代表格の一つだってことには変りはないでしょうね。
アップルマンゴーの美味しい食べ方
マンゴーは冷蔵庫で冷やしておきましょう。なまぬるいマンゴーより冷えたマンゴーの方が断然美味しいです。
食べ方は、皮を剥いて豪快にかぶりついちゃっても構わないです。
でも、マンゴーは果汁たっぷりジューシー。かぶりついちゃうと手がベトベトになります。
また、マンゴーは繊維質が多いので、食べにくいかもしれません。
それはそれで「マンゴー、食べてるぞー!」感溢れる食べ方なのですが、
やっぱりベトベトや繊維が気になる場合はカットしていただきましょう。
■アップルマンゴーの切り方
マンゴーの果実の真ん中にある薄い種を避けるように縦3つに切り分けます。
種のある真ん中部分は、スプーンで実をすくっていただきます。
もちろん、まわりの皮を剥いてから、かぶりついちゃってもOK。
残りの部分は、皮を剥かないで、
切り目も入れずにスプーンで実をすくっていただきます。
皮を下にして、マンゴーの実にサイの目状の切れ目を入れます。皮まで切らないように、ペティナイフの先を使います。
マンゴーを皮側から押すようにしてひっくり返すと、果肉が飛び出します。
これをお皿にのせて、スプーンですくっていただきます。
↑の飛び出した果肉だけをさらにカットして、お皿にのせていただきます。
好みでコンデンスミルクやココナッツミルク、プレーンヨーグルトなどをかけます。
なお、マンゴーはウルシ科の植物です。
ウルシと言えば、そう、かぶれ。マンゴーの果皮に含まれるウルシオールが原因で、
食後1〜2日以上経過してから、口のまわりや顔、手がかゆくなったり赤く腫れたりすることがあります。
植物によって皮膚にかぶれやじんましんが出やすい体質の人は注意してください。
■マンゴーラッシーの作り方
「マンゴー」と言えば「マンゴープリン」が有名ですが、
今回は簡単に作れる「マンゴーラッシー」の作り方をご紹介しましょう。
国産完熟アップルマンゴーを使うのはちょっともったいないかな?っていうときには、
冷凍マンゴーやマンゴーピューレを使いましょう。 バナナやパパイヤを一緒に入れても美味しいですよ!
【材料】(分量は好みで調整する)
牛乳 200cc
プレーンヨーグルト 150cc
はちみつ(マヌカ蜂蜜など) 大さじ1
アップルマンゴー 100g
【作り方】A(ミキサーがある場合)
すべての材料をミキサーに入れ、滑らかにする。
氷を入れたグラスに1を注ぐ。
【作り方】B(ミキサーがない場合)
アップルマンゴー以外の材料をよく混ぜる。
アップルマンゴーをピューレ状にして、氷を入れたグラスに入れる。
1を2に注ぐ。
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